従来の翻訳と機械翻訳の違い

翻訳方法には「翻訳者による翻訳」と「機械翻訳」があります。それぞれの特徴を簡単にご紹介いたします。

翻訳者による翻訳

翻訳者が原文を読んで翻訳する方法です。文脈を見ながら全体を読み込んで判断していきますので、精度の高い自然な翻訳が行えます。中でもその言語を母国語とする人が翻訳するのをネイティブ翻訳といいます。

訳文を母国語とする人が読んでも違和感のない高い翻訳精度を求める場合は、このネイティブ翻訳をおすすめします。

また専門知識が必要な分野でも、その専門知識を持ったネイティブ翻訳者に翻訳を依頼することで、より適切な文章に仕上げることができます。


機械翻訳

機械翻訳は、英語でMachine translationと呼ばれ、コンピューターを利用して、ある言語を別の言語に自動で翻訳することをいいます。

昨今では、輸出入を取り扱う企業や外資系企業などで、機械翻訳を採用される事例が目立つようになってきています。一方で、GoogleやMicrosoftが提供する無料の翻訳システムでは、翻訳前のテキスト情報が自動で収集されてしまうため、セキュリティ面に課題があるとされ、無料で提供されている機械翻訳の利用を禁止する企業も多く存在します。

また、日本語における機械翻訳の品質については、欧州言語と比べて学習データが少ないことから課題も多くありましたが、ディープラーニング(人工知能の根幹をなす技術)を使ったニューラル機械翻訳(NMT)が登場したことにより、この数年で翻訳品質は大幅に向上しています。


機械翻訳の進化

機械翻訳の精度がここ数年で大きく向上した要因は、対訳データの量と質、AIの処理技術の進化にあります。
従来の機械翻訳は、大量のテキストデータからコンピューターに統計モデルを学習させ、自動的に翻訳させる方法をとっていました。しかし、学習させるための大量のデータを持ち合わせている企業は少なく、機械翻訳の精度には大きな課題がありました。

2016年、ニューラル機械翻訳の登場により、AIが人と近い考え方で、文脈や文章全体を考慮して訳せるようになったことから、より自然な翻訳ができるようになりました。今後もAIアルゴリズムの開発が進み、ますます自然な翻訳ができる環境が整っていくことでしょう。


機械翻訳のメリット

機械翻訳を利用する最大のメリットは、一瞬で翻訳が完了するスピードにあります。一般的に翻訳者による翻訳の場合は、和文英訳で一日あたり4000文字、英文和訳では一日あたり2000文字程度といわれており、原文量が増えれば増えるほど、それに比例して日数やコストが必要となります。

たとえば海外からきたビジネスメールの翻訳といった、原文のおおまかな内容を理解すればいいようなケースでは、機械翻訳を使うメリットは大きいと考えられます。また、製品マニュアルなどにおいても、特にB2B(企業向け)では、機械翻訳の採用例も多く聞こえてくるようになってきました。

一方、翻訳精度が上がったとはいうものの、B2C(一般消費者向け)の製品マニュアルでは、まだ機械翻訳は下訳として利用し、翻訳者が誤訳や直訳などを編集する(ポストエディット)方式が一般的です。ただし、今後ますます機械翻訳の精度が上がることは間違いなく、当社も活用方法の研究を継続し、お客様のニーズにマッチしたサービスを提供したいと考えています。


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