パッケージデザインは、商品そのものの魅力を伝える「視覚的な営業マン」です。店頭やオンラインで初めて商品に接する際、消費者はまずパッケージを見てその価値を判断します。つまり、パッケージ次第で「手に取ってもらえるかどうか」、「買ってもらえるかどうか」が大きく変わります。

特に類似商品がひしめく市場においては、「目に留まるか」、「印象に残るか」という要素が購入行動を左右します。そのため、パッケージデザインは商品の成功を左右する重要な要素なのです。

パッケージデザインには、以下のような複数の役割があります。

商品の保護:輸送中や保管時に商品を守る

情報の伝達:内容量、使用方法、注意点などを分かりやすく伝える

ブランド価値の表現:企業や商品のイメージを視覚的に訴求

購買の後押し:競合と差をつけ、購入を促す

企業やブランドのカラー・フォント・ロゴの使い方などに統一感を持たせることで、消費者がブランドを識別しやすくなり、信頼感が生まれます。

ネットショップ、コンビニ、百貨店など、販売チャネルによって重視すべきパッケージ要素が異なります。特に店舗では、販促POPが置けない場面もあるため、「パッケージ自体が宣伝役」になるケースも多いです。

項目対面販売(店頭販売)EC販売(オンライン販売)
主な役割遠くからでも目立つデザイン・カラー・ブランド表記で、購買意欲を刺激する商品到着時や開封時の、ブランド・商品イメージの印象づけ
情報量限られたスペースに多くの情報(成分・使い方・キャッチコピー等)を簡潔に伝える商品ページに詳細を載せられるため、情報量よりも一言で分かる独自の売りや特徴の表記を重視
サイズ・形状棚や什器へのフィットを優先輸送効率・コストを考慮したコンパクト設計が主流
保護性能店舗での取り扱いが前提なので最低限で良い輸送中の破損を防ぐため耐久性やクッション性が必要
持ち運びやすさ手で持って帰るため取っ手やサイズ感に配慮配送が主なので重視されないことが多い

高齢者や子ども向け商品では、「文字の大きさ」「視認性」「開けやすさ」などの配慮が求められます。ユーザー体験に直結するポイントとして見落とせません。

競合商品の中で目立つことも大事。ブランドや商品イメージとの兼ね合いもあるため一概にはいえませんが、視認性を高めるためにコントラストの強い色使いや大胆なレイアウト、ユニークな形状にすることも、有効な手法のひとつです。

過剰な装飾を排除し、本質を伝えるデザインが注目されています。高級感や誠実さを感じさせる要素として、多くのブランドが採用。

再生紙やバイオマス素材など、環境配慮型のパッケージは企業イメージの向上にもつながります。

商品の背景(産地・素材・人・文化)や利用シーンをイラストや写真を用いてビジュアル化し、物語性を演出。消費者に“体験”や“共感”を与えることで、リピート購入を促します。

商品概要、ターゲット、ブランドコンセプト、表現の方針、制約条件などを明確にし、チーム全体で目指すべきデザインの方向性を共有。

競合商品のパッケージや売場環境を調査し、ターゲットユーザーの嗜好・購買行動を分析。

ブランドの特徴や消費者の求める価値をデザインでどう表現するかを設計。

色、形、素材、フォント、コピーなど、視覚的要素を具体化し、プロトタイプを作成。

実際の売場での見え方やユーザーの反応を踏まえ、必要に応じてデザインを調整。

年齢層、性別、ライフスタイルに応じて、色・フォント・レイアウトを最適化します。

食品表示法や薬機法など、業種ごとの規制を確認し、記載ミスや違反を防ぎましょう。

シリーズ商品で世界観を統一し、ブランドの信頼性と継続購入を後押しします。

エコ素材や簡易包装を採用し、「選ばれる理由」として訴求する企業が増えています。

パッケージデザインは、単なる商品の包装ではなく、「ブランド価値を伝え」「消費者との接点をつくり」「売上につなげる」ための重要なマーケティング手段です。ターゲットに刺さるデザインを構築し、販売チャネルや法規制、環境への配慮などにも目を向けることで、パッケージが商品の魅力を最大限に引き出します。

モダンは創業より40年以上にわたって、取扱説明書の制作、各種販促物のデザインや印刷などのサービスをお客様に提供してまいりました。魅力的なパッケージデザインを行っています。パッケージデザインでお困りの際は、どうぞご遠慮なくモダンまでお声がけください。

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