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ホームページにSSL化は必要か?
近年、WebブラウザでSSL対応していないサイトを閲覧すると、アドレスバーに「保護されていません」という警告が表示されるようになっています。では、SSLとは一体何なのでしょうか? また、ホームページ制作においてSSL化は本当に必要なのでしょうか?

SSLの役割と認証レベル
SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上の通信を暗号化し、データの安全な送受信を可能にする技術です。SSL未対応のサイトでは、クレジットカード番号やパスワードなどの情報が簡単に盗み見られてしまう危険があります。安全なホームページ制作を行うために、SSLは欠かせない仕組みです。
SSLの主な役割は「通信の暗号化」と「サイト運営者の確認」の2つです。認証レベルによって、以下の3種類に分類されます。
1. ドメイン認証(DV認証) 最も手軽な認証方式で、個人サイトやブログ向けのSSL証明書です。証明書の発行が迅速でコストも安価なのが特徴です。 |
2. 企業認証(OV認証) ドメイン認証に加え、運営組織が法的に実在することを証明する認証方式です。法人向けWebサイトで一般的に使用されます。 |
3. EV認証(拡張認証) 最も厳格な審査が必要な認証方式です。組織の実在性だけでなく、所在地の確認も行われ、ブラウザのアドレスバーに企業名が表示されるため、信頼性が非常に高くなります。 |
常時SSL化のメリットとデメリット
ホームページ制作において「常時SSL化」には、さまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
メリット | デメリット |
1. セキュリティの向上 サイトのなりすましや改ざん、フィッシング詐欺などのリスクを軽減し、ユーザーの個人情報を保護します。これにより、訪問者の信頼を得やすくなります。 | 1. 費用がかかる SSL証明書の取得費用や設定代行費用が発生します。ただし、近年では無料のSSL証明書(Let’s Encryptなど)も普及しています。 |
2. SEO対策(検索順位の向上) Googleは、SSL対応サイトを検索結果で優遇する方針を発表しています。そのため、常時SSL化されたWebサイトは、SEOの観点でも有利になります。 | 2. 設定が必要 SSL化すると、サイトのURLが「http」から「https」に変わるため、リダイレクト設定を行わなければなりません。また、内部リンクや画像URLの変更も必要になる場合があります。 |

SSL化は今や必須の時代
近年、Webサイトの改ざんやなりすまし被害が増加しています。Google Chromeをはじめとする主要ブラウザでは、SSL未対応のサイトに対して「安全ではありません」という警告が表示されるため、訪問者の離脱につながる可能性があります。
特に、お問い合わせフォームや決済ページなど個人情報を扱うサイトでは、常時SSL化が必須といえるでしょう。SSLを導入することで、ホームページ制作の信頼性を向上させ、SEO効果も高めることができます。
お問い合わせフォームを利用するサイトや、個人情報を扱うサイトにおいては、常時SSL化は必須といえるでしょう。
まとめ
SSLは、ホームページ制作のセキュリティを強化し、SEO対策としても有効な技術です。ドメイン認証・企業認証・EV認証の3種類のSSL証明書があり、サイトの目的に応じて適切なものを選択することが重要です。
SSL化のメリットを活かし、安全で信頼性の高いホームページ制作を行いましょう。
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