動画コンテンツの普及と活用法

YouTubeやニコニコ動画を見ればわかるように、動画コンテンツは以前にも増して身近なものになりました。昔はテレビでしか見ることのなかった動画は、いまや個人のスマートフォンから気軽にSNSで配信され、ユーチューバーが若年層の憧れの職業となる時代です。

もちろん動画を積極的に利用しているのは、個人だけではありません。多くの企業でも当たり前のように動画をマーケティングや商品プロモーションに活用しています。では、世の中からこれほど動画が必要とされるようになったのはなぜでしょうか。

整備が進んだ動画のインフラ

ここまで動画が身近な存在となった背景には、諸々のインフラ整備が格段に進んだことがあります。その例をいくつかご紹介しましょう。

高速通信回線の普及

光ファイバーケーブルを利用したブロードバンド回線の利用が一般的となり、安定して動画を視聴できる環境が整ってきました。またLTEやWi-Fiの普及で、どこでも気軽に大容量データをストリーミングできる環境となったことも大きな理由でしょう。2020年には大手通信キャリア各社より、新世代の移動通信システム「5G」によるサービス開始も予定されています。

情報端末の普及と高性能化

1987年に携帯電話サービスが始まってから30年以上が経過しました。携帯電話の契約数は、2020年3月末時点で1億8480万件(総務省調べ)にものぼっています。以前は動画を見るためには高性能PCが必要でしたが、いまではこれらのスマホやタブレットなどの情報端末を使って、視聴だけでなく誰でも簡単に動画の撮影や編集、配信まで行えるようになりました。また、自宅のテレビで動画をストリーミング再生することも可能です。

動画配信サービスの普及

動画を見ることができるチャネルも、以前に比べて大きく拡がりました。YouTubeのような個人ユーザーが中心の動画共有サイトだけでなく、ビデオ・オンデマンドと呼ばれる有料動画配信サービスも増えています。これらはコンテンツごとに課金するいわゆるペイ・パー・ビュー形式のものと、定額料金でコンテンツが見放題となるサブスクリプションモデルに大別されます。いずれにしても、従来はテレビや映画館でなければ見ることのできなかったコンテンツを見る手段が増えたということです。

動画活用のメリット

さてそれでは、企業が動画コンテンツを利用するメリットは何でしょうか。

動画ならではの表現力

従来の紙による商品カタログやマニュアルは、文字や写真、イラストを用いて表現されるものでした。それらではなかなか伝わりにくい内容も、動画を見てもらえば一目瞭然に伝えることが可能です。

SNSを用いた拡散

前述したインフラの整備とも相まって、作成した動画はTwitterやFacebookあるいはInstagramといったSNSを用いて簡単に拡散することが可能です。またYouTubeなどの動画共有サイトの利用も効果的です。

高い広告効果

最近ではYouTubeによる高い広告効果も認められています。自社の公式チャンネルを開設して動画をアップロードするのは最もスタンダードな方法で、すべて無料なうえに敷居も低くなっています。またYouTube内での動画広告の出稿や、インフルエンサーとのコラボレーションも効果があるでしょう。

動画活用のデメリット

もちろんメリットばかりという訳ではありません。現時点で考えられるデメリットも挙げてみます。

まだまだ高い制作コスト

動画の撮影や編集にかかるコストは、以前に比べれば下がってきたとはいえ、まだまだ高いと感じることがあるかも知れません。ただし、製品の使用方法紹介やサービスの導入事例を紹介するといった内容の動画では、コマーシャルレベルのクオリティは必ずしも必要ではありません。制作コストをグッと下げることも可能です。

ネガティブキャンペーンとなる危険性

視聴者の目は肥えています。視聴者の要望を満たせないクオリティの低い動画は、発信者の意に反してマイナスイメージを発信してしまうことになります。またSNSやYouTubeで拡散するということは、視聴者のコメントもリアルタイムで公開されるということです。クレーム対応などを一歩間違えば、ネガティブキャンペーンに発展する恐れもありますので、十分注意が必要です。

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