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アジャイル開発でシステム開発を効率化
アジャイル開発は、開発途中で仕様変更が多いシステムの開発に適しています。最近では、お客様の要望やプロジェクトの特性を考慮し、アジャイル開発が選択されることが増えています。今回は、システム開発におけるアジャイル開発とモダンの取り組みについてご紹介します。
アジャイル開発とは？
アジャイル開発とウォーターフォール開発は、システムの開発において使用される手法です。アジャイル開発では、要件定義を緩くし、柔軟な変更を可能にすることで、実用に即したシステムをより短期間で開発できます。
システム開発は要件定義、設計、開発、実装、テスト、運用の順で行われ、それぞれのステップで担当者が割り振られていますが、アジャイル開発では全体のシステムを小さな単位に分け、その単位ごとに設計から運用までのサイクルを行います。小さな単位ごとにテストを実施しますので、その都度改善点を洗い出して仕様に反映できます。このため、ウォーターフォール開発と比較して柔軟な開発ができることが特徴です。
アジャイル開発とウォーターフォール開発の比較
ウォーターフォール開発では段階的に進むのに対し、アジャイル開発では柔軟性が高く、変更の多いシステムに向いています。
ウォーターフォール開発とアジャイル開発の選択
システムによって適した手法が異なりますが、マニュアル作成においてはアジャイル開発が向いています。
CMS開発におけるアジャイル開発
製品の複雑化や法律の変更により、マニュアルの要求が高まっています。このため、アジャイル開発でCMSを開発することが増えています。
例えば製造物責任(PL)法が施行されて以降、製造物に対しての製造者の責任が増し、これに伴いマニュアルの重要度は増しました。また、環境問題が重要視されており、地球温暖化対策推進法など環境に関連した様々な法律が施行されています。
内部リンク：https://modern.co.jp/colum-product-liability/
このような状況を踏まえて時代に即した適切なマニュアルを作成するためには、制作プロセスやフローに影響を及ぼすこともあり、CMSの改修が必要になります。その場合、短期間での開発が求められると共に開発要望の優先度がプロジェクト進行中に変動することが多いため、柔軟に対応可能なアジャイル開発でプロジェクトを推進します。
内部リンク：https://modern.co.jp/cms/
また、仕様変更によるマニュアルのアップデートや生成されるアウトプットを追加する場合などにも、親和性が高いアジャイル開発で推進することが多くなっています。
アジャイル開発におけるモダンの強み
アジャイル開発では「スクラム」と呼ばれていますが、まずは顧客とモダンの担当者で開発チームを作ることから始まります。この時、モダンはマニュアル制作に精通したスタッフを起用し、柔軟な対応を行います。
モダンの担当者はマニュアル制作を行っていますので、マニュアルに関することなら細かい点まで全て知り尽くしています。アジャイル開発のみならずウォーターフォール開発においても常に何が起こるかを予想し、先手を打って行動するように心がけていますので、開発経験の少ない顧客担当者との間でもコミュニケーションエラーが起こりにくいことが強みとして挙げられます。
専用のCMSは運用の効率化と将来的なコストダウンに繋がる
多くのお客様に言えることですが、マニュアルは一度作って終わりではなく常にアップデートしています。このため、長いお付き合いをしている顧客担当者様は多くおられます。また、嬉しいことに一つのマニュアルに限らずリピーターとしてご依頼を頂くことが多いです。これも開発段階からの信頼関係の積み重ねの結果だと考えています。
モダンではマニュアルの企画構成から撮影、執筆、イラスト作成、印刷およびCMSを利用した制作までマニュアル制作に一貫して対応することができます。そのため、どの工程の効率化が重要かを理解しCMSの開発を行うことで、将来的なコストダウンに繋げることができます。
これまで行ってきたモダンのアジャイル開発と課題
アジャイル開発では現場の柔軟性やチーム間のコミュニケーション、スピード感が非常に大切です。これまでの開発を通して大きく成長してきました。一方で、技術は日々進化しており、新しいテクノロジーが登場しています。これらの新しいテクノロジーを取り入れつつ、これまで以上に効果的な開発推進がモダンの課題となっています。
これまでモダンでは以下のようなシステムやCMSをアジャイルで開発して参りました。
・案件管理システム
・マニュアル制作向けCMS
・辞典系制作向けCMS
・受発注管理システム
・フィードバック収集システム
その他にもお客様のご要望に沿ったシステムやCMSを開発いたしております。
モダンのアジャイル開発の流れ
お客様専用のCMSを開発する場合は、お客様側の担当者様とモダンのエンジニアがチームとなって開発が始まります。お客様専用のCMSを開発するケースは高度で大規模な製品を世界展開する場合が多く、まずは製品の概要を理解してどの点をカスタマイズする必要があるのかを洗い出す必要があります。また、お客様のご要望も多くあり、ご要望をマニュアル内に取り入れるために、お客様との円滑なコミュニケーションが不可欠です。
製品の概要とCMSの仕様が固まると、試作、顧客評価及び修正とアジャイル開発による開発サイクルが繰り返されます。この際に、新製品ですのでお客様のご要望が変わり、変更点もよく出ますのでスケジュールを圧迫することも時々あります。当初設定した要件定義の変更もよくあることですが、アジャイル開発はこのような変更にはめっぽう強いので、エンジニア達も慣れたもので突然の要件定義の変更にも慌てずに作業をこなしてくれます。
CMSが完成すると、マニュアルのアップデートなど管理が非常に楽になると共に多言語化して世界展開もしやすくなります。
未来のマニュアルについて
これまでの開発を通して別の課題点も見えつつあります。それは、時代の変化に伴いマニュアルも変化が必要で、その変化を見極めて次世代のマニュアルを作成することです。
AIの導入やメタバース内での展開など、技術の進化に合わせてマニュアルも進化していく必要があります。
例えば、仮想空間に製品を作り、製品に関する質問の答えをAIが出すことができれば非常にわかりやすく、使いやすくなります。このような複雑に進化する社会状況や科学技術にも後れを取らずに、未来のマニュアルをいち早く作っていくことがモダンの課題です。
マニュアルに関する開発案件はモダンへご相談ください
モダンは創業より40年以上にわたって、取扱説明書の制作や印刷などのサービスをお客様に提供してまいりました。
開発部門ではお客様のマニュアルに合わせたCMSの開発を得意としており、プロジェクトの状況に応じてベストな開発手法にて推進いたします。
また、マニュアル作成に携わっているお客様の中にはAIに興味を持たれている方も多くおられ、最近ではメタバースについての問い合わせも増えつつあります。このような次世代のマニュアルの開発も開始しております。CMSのアジャイル開発のみならずAIやメタバース等の最新技術をマニュアルに取り入れたいとお考えの際は、是非ともモダンにお気軽にお問い合わせください。
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