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マニュアル化による業務効率の向上
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日頃行っている業務でも、自分やチームの業務をマニュアル化することは意外と大変です。では、なぜそこまでして業務マニュアルを作るのでしょうか?
その理由は、「作業効率の向上」と「業務品質の統一化」を実現するためです。優れた業務マニュアルは企業の重要な資産となり、信頼性の向上や顧客満足度の向上に貢献します。
例えば、同じ作業をしているAさん・Bさん・Cさんの3人の社員がいたとします。それぞれ異なるやり方で業務を行っており、Aさんは1時間に10の成果、Bさんは7の成果、Cさんは5の成果を出しているとしましょう。この場合、1時間あたりの合計成果は 10+7+5=22 です。
ここで、Aさんの作業手順をマニュアル化し、BさんとCさんも同じ方法で業務を行うとどうなるでしょうか? 3人全員がAさんと同じ成果を出せるようになれば、1時間あたりの合計成果は 10×3=30 となり、業務効率は 約136%向上 します。
業務マニュアルは、業務の品質管理と標準化に大きく貢献するのです。
業務の見える化とスムーズな引継ぎ
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「この作業は○○さんにしかわからない」という状況は、どの職場でもよくあります。
業務マニュアルを作成することで得られる最大のメリットの一つは、「属人的な作業をなくし、スムーズな引継ぎを可能にすること」です。つまり、「特定の担当者が不在でも業務が滞らず遂行できる環境を整える」ことにつながります。
さらに、業務マニュアルを導入するメリットは多岐にわたります。企業規模や業務内容に関わらず、ほとんどの業務はマニュアル化することで改善が可能です。
業務マニュアル作成の手順と範囲設定
業務マニュアルを作り始める前に、まずは社内に既存の手順書やドキュメントがあるか整理しましょう。その上で、マニュアル化する範囲を決め、各作業の実施時期や承認者が明確になるよう作成していきます。
マニュアル作成のステップ
範囲を決定する
どの業務をマニュアル化するのかを決定
いつ行うべき作業か?
作業内容を時系列で整理する
作業の時系列整理
いつ行うべき作業か?
作業の担当者と承認者を明確にする
誰が作業し、誰が承認するのか?
原稿を作成する
業務マニュアルの下書きを作成
読みやすさを工夫する
レイアウト・画像・動画などを活用
運用ルールを決める
誰がどのタイミングで利用するのかを設定
定期的に見直す
マニュアルの改善が業務の最適化につながる
業務マニュアルの目的とメリット
無駄の排除
作業のやり直しやフォローにかかる時間やコストを削減し、業務の効率化を図ります。また、問い合わせ対応にかかる時間も減らせます。
新人育成の効率化
マニュアルがあることで、新人研修の時間短縮や教育コストの削減が可能になります。さらに、指導担当者の負担も軽減できます。
顧客満足度の向上
業務の標準化によって作業品質が安定し、商品やサービスの品質向上につながります。その結果、顧客満足度の向上が期待できます。
人材定着率の向上
新人がマニュアルを活用することで、自分のペースで学習できる環境が整います。その結果、仕事へのストレスが軽減され、人材定着率の向上につながります。
業務マニュアルを適切に作成・運用することで、業務の効率化・品質向上・スムーズな引継ぎが実現できます。組織全体の成長を支えるためにも、マニュアルの導入を積極的に進めていきましょう。
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