文字記号

企画書やプレゼン資料をはじめ、手紙やメール、SNSへの書き込み、ちょっとした伝言メモなどに至るまで、日常の仕事や生活のなかで文章を書く機会は意外と多くあるものです。その際に「文字記号」を使うことも少なくありません。文字記号は上手に使えば文章の内容を整理するのに役立ち、相手にわかりやすく伝えるためには欠かせない存在といえます。ここでは、知ってて便利な文字記号の使い方について紹介します。

文字記号には、よく使われる「区切り符号/区切り記号」や「かっこ類」のほかにも、さまざまな種類があります。あまり知られていない文字記号の呼び名をさり気なく使えると、ちょっと自慢できるかも知れませんね。

区切りに使われる文字記号

記号呼び方主な使い方
くてん(句点)、まる文の終わりに打つ
とうてん(読点)、てん・文を適切に区切り、リズムを整える。たとえるなら「息継ぎ」の場所
・主語の後に打つ:「私は、」「この書類は、」
・ひらがなが長く続く場合に、読みやすく区切る
・「しかし」「また」「そして」などの接続詞のあとに打つ
・いくつかの語を列挙するときの区切り:じゃがいも、にんじん、たまねぎを買った
,カンマ、コンマ・欧文における読点の役目
・数字を3桁ごとに区切る
.ピリオド(終止符)欧文における句点の役目
なかぐろ(中黒)・同種・同格の単語をいくつか並列させる場合の区切り:法律・条例を遵守する
・外国人の姓と名をカタカナ表記するときに区切る:ジョージ・ワシントン
・ビュレット(●)の代わりとして、箇条書きの先頭に使う
:コロン・欧文において、補足説明や言い換えなどの文をつなげる場合に用いる。「つまり」「すなわち」「たとえば」などの意味
・時刻を表す:明日は10:30に集合
・比を表す:社員の男女比は2:1だ
;セミコロン欧文で、関係のある2文をつなぐときに、接続詞の役割として使う
アポストロフィ・複数形のない単語で複数を表すとき:90’s music
・所有格を表す「s」の前: Father’s Eyes
・短縮を表すとき:I’m
!かんたんふ(感嘆符)、エクスクラメーションマーク・驚きや感動を、強調する文章や語句の最後につける
・感嘆符をつけることで、明るい印象を与える
・複数並べて、さらに強調することもある
?ぎもんふ(疑問符)、クエスチョンマーク疑問文や質問文の最後につける。
疑問符をつけることで、親しみやすい文章になる
?!かんたんふぎもんふ(感嘆符疑問符)感嘆と疑問を同時に表す。「!?」と「?!」のどちらを用いてもいいが、見た目のバランスの良さから出版物などでは「!?」を使うことのほうが多い
ハイフン・複数の語をつなげてひとつにする
・英単語の途中で改行せざるを得ないときは音節の位置で区切り、その区切った部分にハイフンを入れることでひとつの単語であることを表す。これをハイフネーションと呼ぶ。ハイフンは行末側に入れる:inter-(改行)national
なみ(波)ダッシュ時間・数値・場所など、物事の範囲がどこからどこまでかを表す:午前8時〜午後6時、1m〜25m、4〜12歳、横浜~新橋 など
さんてん(三点)リーダー・会話文の文頭や文末につけて余韻を表現したり、沈黙を表したりするために使う
・商業出版では2字分続ける「……」のかたちで用いるのが一般的
スラッシュ・欧文では一般的に「and」「or」の意味で使われる
・和文では応用範囲が広く、単なる区切り線として使われることもある:2LDK/築3年/駅徒歩5分

括弧(かっこ)などの文字記号

記号呼び方使い方
( )かっこ(括弧)、パーレン・任意の文字や数字などを囲って、他の部分と区別する記号で、応用範囲はきわめて広い
・箇条書きの順番を表す:(1)(2)…
・年齢や曜日などを表す:(25)(水)
・所属や肩書きなどを表す:筑波山(茨城県)、来賓の鈴木氏(△△社取締役)
・但し書きや補足を表す:月曜定休(祝日の場合は営業)、甲子園出場(2年ぶり3回目)
・会話文に用いられるかぎ括弧に対し、声に出さず心に思ったことを表現する際に用いる
⦅ ⦆にじゅうかっこ(二重括弧)パーレンの中にさらにパーレンを入れるときに使う
「 」かぎかっこ(かぎ括弧)会話文の始めと終わりにつける
『 』にじゅうかぎかっこ(二重かぎ括弧)・会話文の中に入る会話の始めと終わりにつける
・書名や曲名を示す際に使う
〔 〕きっこうかっこ(亀甲括弧)注記や補足説明などを入れるときに使う
[ ]ブラケット・数式で括弧( )を入れ子にする際に、外側の括弧として使う
・音声表記や単位を明示する際に使う
{ }ブレース2行以上の項目をまとめて囲む際に使う
〈 〉ギュメ・強調や引用を表す際に使う
《 》にじゅう(二重)ギュメ括弧内での強調を示す際に使う
【 】すみ(墨)つきパーレン文章中で目につきやすいため、パーレンなどよりさらに強調したい部分に使うことが多い。主にタイトルや見出しなどを対象に用いられる
‘ ’コーテーションマーク欧文で「 」と同じように使う
“ ”ダブルコーテーションマーク欧文で『 』と同じように使う

繰り返しなどの文字記号

記号呼び方使い方
ののじてん(ノノ字点)「同じ漢字」を表す省略文字として使う
どうのじてん(同の字点)、ノマ字点漢字を繰り返す際にに使う:代々木、人々
※次のようなケースでは使えない:民主主義、会社社長
いちのじてん(一の字点)カタカナを繰り返す際に使う:バナヽ
いちのじてん(一の字点)ひらがなを繰り返す際に使う:こゝろ

その他 文字記号

記号呼び方使い方
ビュレット・箇条書きの先頭に使う
・文章中で特定の単語やフレーズを強調する際の傍点として使われることもある
だんらくきごう(段落記号)・段落の始まりまたは終わりに置く。
一般的にはあまり使用機会がなく、見出しの記号に使われるほか、
ワープロソフト等で画面上でのみ表示される改行記号として目にすることが多い
§セクションマーク、せつきごう(節記号)節の始まりに置く:§1は第1節であることを示す
こめじるし(米印)・詳しく注釈や解説する際に先頭に使う
・注釈が複数ある場合は、※1、※2など数字を加えて使用する
・日本のみで使用され、欧文では使用しない
アスタリスク、アステリスク欧文で「※」と同じように使う        

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